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アルファコード、核融合科学研究所での核融合科学研究でのVR解析や高校生向けVR教育で、年間の維持費を大幅に削減
~メタバース空間での同時複数人の体験をサポート~
「技術」と「アイデア」を結びつけ、革新的なサービスの創出に取り組む株式会社アルファコード(本社:東京都港区、代表取締役会長 兼 社長:武市 智行、以下、当社)は、核融合科学研究所との画期的な取り組みを行ったことを発表します。最新VRソリューション「VRider COMMS(ブイライダー・コムズ)」の導入により、核融合科学研究におけるVRを使った共同研究の新しい環境構築と、高校生向け核融合教育プログラムでの教育効果の向上、さらに年間の維持費の大幅な削減を達成しました。
背景:核融合科学研究でのVR可視化研究やスーパーサイエンスハイスクールでのVR教育
核融合科学研究所(正式名称:大学共同利用機関法人 自然科学研究機構 核融合科学研究所)は、将来の核融合発電のための核融合科学研究を推進しており、シミュレーションデータや実験観測データのVR装置による可視化研究を推進してきました。スーパーサイエンスハイスクール(文部科学省指定の科学技術教育重点校)の生徒向けに、核融合の仕組みをVR技術で学ぶ教育プログラムも提供してきました。
導入前:「CAVEシステム」の課題
従来使用していた「CAVEシステム」は、正面・側面・床面の4面のスクリーンに立体映像を投影し、トラッキング装置と専用3Dメガネで360°体験を可能にする仮想現実システムでした。しかし以下の課題がありました。
(写真提供元:核融合科学研究所)
・高額な維持費が必要
・大規模な専用空間が必要
・同時体験者数が限定的
・固定式で移動が不可能
導入後:VRider COMMS(ブイライダー・コムズ)による革新
アルファコードのVRider COMMSは、これらの課題を解決し、以下の効果をもたらしました。
・年間の維持費を大幅に削減
・コンパクトなVRゴーグルのみで高品質なVR体験が可能
・複数人が同時に体験可能
・インターネット環境不要で、 場所を選ばず利用可能
・双方向のコミュニケーションによる共同研究・教育効果の向上
VRider COMMSは、「限られた人に特別な体験を伝えたい」「メタバースならではの対話型指導を行いたい」といったニーズに応えて開発されたものです。今回、核融合の仕組みをより多くの学生が効果的に学べる環境を実現しました。
インターネット不要のメタバース「VRider COMMS」について:https://www.alphacode.co.jp/solution/20220621181535.html
アルファコードお問い合わせ:https://www.alphacode.co.jp/contact/
今後の展望
核融合科学研究所では、「VRider COMMS(ブイライダー・コムズ)」を活用して、核融合科学研究のための共同研究の推進や、高校生・大学生・大学院生など将来の核融合科学研究を担う人材育成に力を注いでいきます。アルファコードは、最先端の科学研究分野においても、VR技術による革新的なソリューションを提供していく方針です。