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アルファコード、愛媛日産自動車とVR授業の実証実験を実施
少子高齢化社会の新しい教育方法を実践
「技術」と「アイディア」をいくつも結びつけ、まだ世の中にない新しいサービスの創出に取り組んでいる株式会社アルファコード(本社:東京都文京区、代表取締役社長 CEO:水野 拓宏 以下、当社)は、愛媛日産アクセラレーター2021を経て、愛媛日産自動車株式会社(本社:愛媛県松山市、代表取締役社長 岡 豊 以下、愛媛日産)の「AR/VR,Edtech等の最先端技術を駆使した整備業に特化した新たな教育支援システムを創出したい」という課題に対し、インターネット接続不要のメタバース「VRider COMMS(ブイライダー・コムズ)(旧称:コミュニケーションVR)」を利用した授業の実証実験を2022年11月12日に行いました。
■実証実験の概要
2022年11月12日、専門学校 日産愛媛自動車大学校にて、通常、先生が模範を見せる授業を3つの形式に分け実証実験を行いました。
1. 通常通り、先生が模範を見せる授業
2. 360度撮影※した先生の模範をプロジェクターを用い、360度映像で説明する授業
3. 360度撮影※した先生の模範をVRゴーグルを用い、VR空間の中で先生が説明する授業
※360度撮影は、2〜3箇所から同時に撮影を行い、先生は必要なタイミングで映像を切り替え説明を行いました。
■360度映像とVRider COMMSの利点
既存の授業では、先生の模範は数人しか間近で見ることができません。360度映像を利用することで、生徒全員がベストの場所から先生の模範を見ることができます。
また、通常では危険でできなかったタイヤハウス(タイヤと車体の間の空間)に360度カメラを置き撮影することで、今まで見せることができなかった手の動きを見せることができ、安全性を高めることができます。
VRゴーグルを使用した授業では、インターネット接続不要のメタバース「VRider COMMS」を利用しました。Wi-Fi設備の無い自動車整備場でも授業を行うことができました。1つのメタバース空間に先生と生徒25人が入り、同じ360度映像を体験し、先生は空間内でレーザーポインタを使用し、適宜説明を行うことができます。先生は生徒の動きを見ることができ、興味を持っている学生、そうでない学生を把握することもできました。
また、先生はメタバース空間内にディスクブレーキの3Dモデルを出現させ、生徒たち一人ひとりに配ることができます。生徒たちはそのディスブレーキを手に持ち、さまざまな角度から見ながら、メタバース空間で先生のディスクブレーキの分解を体験することができました。